今日は、『拝見』の練習をしました。

 

拝見とは、「見る」ことをへりくだった言い方です。

茶道での拝見は、亭主のしつらえた道具を観賞して

その心入れを察することにあたります。

 

茶席では、様々な場面で『拝見』という所作が必ずついて回ります。

これは、亭主のもてなしの心を感じるのに欠かせない行為です。

 

正式な茶席では、点てたお茶を「結構なお点前でした」と、

お茶を頂いた後に、亭主の揃えた茶碗などの塗りや形を聞いたり、

茶杓の作者や御名を尋ねる『拝見』という作法をします。

 

敬意をもって、遠くから眺めます。

茶碗を落とさないように、太ももに肘を固定し手に取って拝見します。

お菓子は、お子さんの大好きな『どら焼き』でした。

感謝をしていただきます。

ありがとうございました。

今日のお軸は、松ぼっくりでした。

「保育園の園庭や玄関にあるよ」と嬉しそうに教えてくれました。

                               

                                 今村 好子