たぬき組のお子さんは、様々なお仕事に興味を持ち始め「やってみたい」と期待を持ったり、「どうやるの」とお仕事への興味の幅が広がってきました。今回は、たぬき組で人気の「窓を拭く」お仕事を紹介します。
窓を拭くお仕事は、指先を使ったり身体を大きく動かしたりと、両方の機能を洗練していきます。
まずは霧吹きを使って窓に水を吹きかけます。
霧吹きの「握る」という動作は、ハサミや箸を持つ際にベースになるものだと言われています。
初めは、思ったようにうまくいかず難しさを感じるお子さんもいますが、回数を重ねるごとにやり方を習得していきます。
次にゴムベラで窓の水を拭き取ります。
ゴムベラは両手でしっかりと持ち、上下に動かしていきます。
全身を使い粗大の動作にも繋がっていきます。
これらの流れは保育者の手本を見て、一連の動きを覚えていきます。
毎日のお仕事を通して、お子さん同士のやりとりも増えてきました。
「こうやってやるんだよ」「次やってみる?」等と優しく伝え合う姿に、頼もしさを感じます。
これからもお子さんに合った教具を用意した環境の中で、自立を促していきます。
たぬき組 原山 美咲