日常生活のお仕事の中から、「小布を洗う」というお仕事を紹介します。
水のお仕事は、水のお仕事用の机に使う道具をセッティングするところから始まります。
はじめに洗い桶の中に水を注ぎ、乾いた小布を入れるのですが、
乾いたタオルが水を吸って洗い桶に沈む様子を興味深く見ていました。
両手でゴシゴシと予洗いをした後、洗濯板に小布を広げ、固形石鹸をこすりつけます。
小布と洗濯板を押さえながら力を入れて洗っています。
途中で90度回転させたり、裏返しにしたりしながら念入りに洗っています。
綺麗になったら、一度濯いでから小布を絞ります。
絞るのにも手順があり、はじめにひだ状に指で寄せて左手に受け、二つ折りにして両手で捻って絞ります。
洗い桶の水を新しいものに替えて、小布をすすいで絞ったらテラスにある物干し場に小布を干しに行きます。
洗濯したものが飛ばされないよう、洗濯ばさみで小布を止めるのですが、洗濯バサミの使い方もお手の物です。
今時、手で洗濯などしなくてもスイッチ一つで可能な時代ですが、
このように洗濯板や洗い桶などを使いながら目的をもって作業することは満足感も深く、
お子さんの内なる欲求を満たしてくれます。
阿部 葉月