モンテッソーリが強調し続けた発達の重要な法則の一つに敏感期があります。

産まれてから3歳までは、無意識的に周りの環境を吸収する時期にいます。

この時期は、努力をしなくてもスポンジのように周りのものを吸収します。

たとえば『言語』、大人になってから新しい言語を習得するには、かなりの時間と努力を要します。

しかし、日本に生まれてきた子どもは、母国語の日本語を苦労なしに話せるようになります。

 

りす組の保育室には、お子さんが興味のある絵本を、取り出しやすいサックにいれて出しています。

そして、お子さんたちの興味や季節に合わせ定期的に絵本を入れ替えています。

絵を見たり、言葉を聞いたりして「楽しい言葉だな」「きれいな絵だな」「面白い形だな」等様々な刺激を得ることが出来ます。

また絵本の読み聞かせや、ページを一緒にめくることはお子さんたちとの大切なコミュニケーションの一つです。保育者が優しく読み聞かせることで安心感や心地よさを感じることが出来るため、声のトーンや大きさを工夫しながら読み聞かせを行っています。

そして簡単な言葉の繰り返しや模倣を通して発語を促していけるようにもしています。

 

最近のりす組のお子さんたちは、絵本を真似て「あーん」と言いながら食材を口に運んだり、「こんにちは」と言うとお辞儀をしたりする可愛らしい姿が見られるようになりました。

 

これからもお子さんの言語の発達を促すような環境を準備していきます。

                                           りす組 進藤彩

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