うさぎ組保育室の中にある微細教具の中の「引出し」をご紹介します。

 


 

穴の中にボールを入れると引出しの中に入り、取っ手を引っぱって引出しを開けるとボールを取り出すことが出来ます。

 

引出しの付いたボール落としや毛玉落としは、ボールを「落とす」こと、そして引出しを「開ける」という2つの動きの複合した活動となります。

落とした物が一時的に見えなくなってしまいますが、引出しを開けることで玉がそこに存在していることを確認できます。これにより子どもは「物の永続性」に気付くことが出来ます。

 

物の永続性とは、遮蔽物によって視界から一時的に消えたものが、存在し続けていると認識する能力のことです。

わたしたち大人は、例えばテーブルの上に置いてあるコップに布をかけて見えなくしたとしても、布の下にコップがあるということを認識しています。ですが、生まれたときからその能力が備わっているわけではなく、乳児期後半、大体生後8か月ごろから少しずつ獲得していくものであると言われています。

 

うさぎ組のお子さんたちも初めはボールが見えなくなってしまうと不思議そうに首をかしげていましたが、しばらくすると引出しの存在に気づき、何度も開け閉めしてはボールを取り出しています。

 

 

保育園では登園するとお父さま、お母さまと離れ姿が見えなくなってしまいますが、お迎え時にはまた、会うことができます。

永続性と同様に必ずお迎えに来てくれる安心感が日々の中でお子さんに根付き、泣かずに過ごすことができるのですね。

 

うさぎ組 小木曽梓

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