私たちは様々な音に囲まれて生活しています。モンテッソーリは、聴覚の為に、まず自分の取り巻く環境の中の様々な音を聞き分ける「静粛の練習」から入りました。そして、音の中には人間に不快感を与える騒音(雑音)と、快感を与える楽音があるとし、それを分け雑音の為に雑音筒、楽音のために音感ベルを考案しました。

 

【雑音筒】

音が出る物にも強い(大きい)音と弱い(小さい)音がある事に、子どもの注意を向けさせたいと思っています。雑音筒は木製の二個の箱の中にそれぞれ6本ずつの円筒が入っていて、筒の中には、小石、砂、穀物、米、糠などが入れてあります。振ると段階的に強弱の音が出るように工夫されています。円筒の蓋は、箱の蓋と赤と青のシリーズに分けられています。

この2セットはお互いに対になるように出来ています。この活動は、徐々に音を増やしていき6対のペアにします。また一シリーズだけを使い、音の強弱に漸次性を探させる事も出来ます。

 

 

【音感ベル】

音感ベルは、外見上は皆同じ金属製のベルですが、マレット(ばち)で叩くとドから高いドまで音階が出るように工夫されています。この活動も、扱い方を知ると同一性と漸次性探しをします。最後は音階が完成し、簡単なメロディーの演奏が可能です。

 

 

 

                               記:渋谷 加奈子

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